<回路図/仕様>
外形寸法ガバーデータ(PCB用ガバービューワでご覧ください)
基板サイズ 約42.5mm x 34.5mm
動作電圧 3.3V
消費電力 動作周波数・ロジックに依存
<製作>
キットが届きましたら部品を確認してください。
不足部品がある場合は、組み立てる前にご連絡ください。
部品 | 数 | 備考 |
IC実装済み専用プリント基板 | 1 | MAX2 EMP570T100実装済み |
チップセラミックコンデンサ 0.1uF | 9 | |
チップ抵抗 10KΩ | 2 | |
チップ抵抗 33Ω | 2 | |
チップセラミックコンデンサ 10uF | 1 | 厚みがあります |
極細はんだ | 1 |
<キットの組み立て>
20−30W程度の先端の細い半田ごて、ピンセット、フラックス、ルーペ(虫眼鏡)などを準備します。
基板の裏面の半田付けを行います。
チップ部品の片側のランドに半田を盛り、ピンセットを使って部品を半田付けします。
(半田付けのテクニックについてはこちらも参照してください)
半田ジャンパ(SJ1)は画面のように右側に半田を盛ってください。
(この設定でVCCIO2の電圧が3.3Vになります。)
PIC32基板とスタックして使用可能です。
コネクタCN1、CN2、CN3はそれぞれPIC32基板のCN1、CN2、CN3に対応します。
(電源ピンなどは同じ位置に配置してある)
一般的な接続方法としては、電源関係(GND/+3V3)、MAX2 JTAG関連(TCK/TDI/TDO/TMS)は必ずPIC32と接続します。
後はMAX2側での処理内容にあわせてPMP(パラレルバス)などをPIC32と接続して使用することになります。
<動作確認>
PIC32基板とスタック接続した状態で、PIC32からUSB経由でMAX2のプログラミングを行います。
+3V3(CN1-1)、GND(CN1-2)、TDO(CN2-17)、TCK(CN2-18)、TDI(CN2-19)、TMS(CN2-22)をPIC32の同じ位置の信号と接続します。
(MAX2 mini のCN2-17とPIC32のCN2-17を接続するという意味です。)
(PIC32からMAX2をプログラムするのに最低限必要な接続です。上記以外にユーザのアプリケーションで必要な信号が接続されていてもOKです。)
コンソール画面(コマンドプロンプト)を開きtools.lzhをダウンロード&解凍したディレクトリに移動します。
PIC32とPCをUSBケーブルで接続して「max2wr /e」と実行します。
「/e」コマンドはMAX2の消去になります。
(事前にPIC32のデバイスドライバのインストールが必要です。デバイスドライバのインストールはこちらを参照。)
EPM570デバイスが認識され、消去が完了すればOKです。
<MAX2書き込みツール>
PIC32に接続されたMAX2 miniをPCから書き込むためのツールです。
+3V3(CN1-1)、GND(CN1-2)、TDO(CN2-17)、TCK(CN2-18)、TDI(CN2-19)、TMS(CN2-22)がPIC32と接続されている必要があります。
PIC32のフラッシュにはUSBローダーが書き込まれている必要があります。(出荷時に書き込み済み)
PIC32とPCを接続してUSBローダを起動した状態で、コンソール画面(コマンドプロンプト)から「max2wr
SVFファイル名 [/S] [/E]」と入力してmax2wr.hexを起動します。
オプション | 処理内容 |
/S | 書き込んだロジック(SVF)を読み出し禁止に設定する |
/E | MAX2の消去のみを行う(SVFファイルは無効(不要)) |
SVFファイルはアルテラのデザインツールQuartusIIのメニューから「Tools ->
Programmer」でQuartusII標準のプログラムツールを起動します。
起動後メニューから「File -> Create/Update -> Create JAM,SVF...」を起動し、「Serial
Vector Format[svf]」選択して作成できます。
<ユニバーサルエリア>
MAX2 miniにはちょっとした回路を組み込めるユニバーサルエリアがあります。
MAX2のI/Oは数が多いため、一部のI/Oがユニバーサルエリアに引き出されています。
詳しくは回路図を参照していただく必要がありますが、IO91〜IO100までのシルク印字のあるユニバーサルピンにI/Oが引き出されているのでご注意ください。
また、ユニバーサルエリアにはオプションでレベルコンバータICを実装することが可能です。
(MAX2はVCCIO2(EVCCIO)に1.8Vや2.5Vの電圧を入力することで低電圧のI/Oには対応可能ですが、5Vなど3.3Vより大きい電圧には対応出来ないため、レベルコンバータICが必要になります。)
レベルコンバータICの各信号はユニバーサルエリアに引き出されているので、詳しくは回路図を参照してください。
レベルコンバータICは下記の写真の向きに実装します。
<発振器>
MAX2 miniにはオプションで水晶発振器を実装することが可能です。
電圧は3.3Vになりますので、京セラKC7050Bシリーズを実装することが出来ます。
(フルタカパーツセンターオンラインにて希望の周波数を購入可能)