<XILINX ISE Web PACK>
Spartan3Aのロジック(デザイン)を開発するには、XILINXが提供する無償のISE
Web PACKを使用します。
使用するためには、XILINXのHPでダウンロードを行い、ライセンスを取得する必要があります。
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ISE WebPACKをインストールしたら、カメレオンUSB SPA3で使用するための、下記の注意点・情報を参照ください。
ISEを使用してSpartan3Aのコンフィグレーションに必要なbitファイルを作成します。
bitファイルはこちらのページで解説している、SPA3ライブラリを使用して、USB経由でPCアプリケーションからコンフィグレーションされます。
SPA3ライブラリはbitファイル内部に書き込まれているタイムスタンプをチェックして、タイムスタンプが異なるbitイメージが指定された場合は、コンフィグレーションを行う仕様になっています。このため、ISEでbitファイルを再生成後、作成中のPCアプリケーションを再起動するだけで、FPGAに反映させることができます。
専用のJTAGケーブルなどを用意しなくても、快適にPCと連動するアプリケーションを開発することが可能です。
<デバイスの設定>
カメレオンUSB SPA3に搭載されるデバイスの設定は下記のようになります。
新規でプロジェクトを作成する際に指定します。
<カメレオンUSB SPA3用のUCFを使用>
ISEなどのデザインツールは特に指定をしないと、デバイスの空いているピンを勝手に割り当てて使用します。
ところが、カメレオンUSB SPA3では予め基板内部のFX2LPと結線してあります。
従って、何も意識しないで開発を行うと、FX2LPの出力信号と、ISEが割り当てた出力信号がブッキングする可能性があります。
SPA3 PIN | FX2LP 信号 | SPA3 PIN | FX2LP 信号 | |
P23 | PD5_FD13 | P36 | PA4_FIFOADR0 | |
P24 | PD6_FD14 | P37 | PA2_SLOE | |
P25 | PD7_FD15 | P39 | CTL2_FLAGC | |
P27 | RDY0_SLRD | P40 | CTL1_FLAGB | |
P28 | RDY1_SLWR | P41 | CTL0_FLAGA | |
P29 | PD4_FD12 | P44 | PB7_FD7 | |
P30 | PD3_FD11 | P46 | PB6_FD6 | |
P90 | CLKOUT | P48 | PB5_FD5 | |
P43 | IFCLK | P49 | PB4_FD4 | |
P31 | PD2_FD10 | P50 | PB0_FD0 | |
P32 | PD1_FD9 | P51 | PB1_FD1 | |
P33 | PD0_FD8 | P52 | PB2_FD2 | |
P34 | PA6_PKTEND | P53 | PB3_FD3 | |
P35 | PA5_FIFOADR1 |
サンプルアプリケーションspd_chk16の中にも上記が記述されたucfファイルが含まれていますので、そちらを使用するのも一つの方法です。
<JTAGクロックの設定>
カメレオンUSB SPA3はFPGAのコンフィグレーションをJTAG経由で行います。
このため、ISEで生成するbitファイルの「FPGA Start-Up Clock」の設定を「JTAG
Clock」に設定する必要があります。
Generate Programming Fileにカーソルを合わせ、右クリックで「Process properties」を選択します。
「Startup Options」を選択して「JTAG Clock」を選択します。
<未使用ピンの扱い>
未使用ピンをどの様に扱うかも、同じ「Process properties」の「Configuration
Options」で設定できます。
FX2LPと結線している信号のucfへの記述漏れなどのトラブルを防止するために、「Pull
Down」を選択しておくと多少は安心です。