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EZ-ARM7の特徴
グローバルスタンダードなARM CPUを搭載したローコストなCPUボードです。
NXP社のARMマイコンを採用することにより下記のような特徴を実現しています。
EZ-ARM7 mini EZ-ARM7 CPU LPC2214 LPC2138 フラッシュ
ROM256Kバイト 512Kバイト SRAM 16Kバイト 32Kバイト 汎用I/O
(5V耐圧)最大112本 最大47本 外部バス 8/16/32bit
アクセス無し A/Dコンバータ 8ch 10bit 8ch 10bit * 2 D/Aコンバータ 無し 10bit リアルタイムクロック
(RTC)バックアップ不可 バックアップ可
32Kクリスタル搭載タイマー 2ch 32bit
(4キャプチャ、4コンペア)2ch 32bit
(4キャプチャ、4コンペア)PWM 6出力 6出力 UART 2ch 2ch I2C 1ch(400Kbit/s) 2ch(400Kbit/s) SPI 2ch 2ch(SPI/SSP)
更にCPUボートの特徴として
開発環境の特徴として
- 内臓フラッシュ(256/512Kバイト)を使用して60MHzで32bit ARMコードを実行
- 14.7456MHzクリスタル搭載 PLLにて14.7456*4=58.9824MHzで動作
- レギュレータ搭載により DC 4V-12Vの外部電源にて動作
- リセットIC搭載(miniは内臓POR/BOD)でトランス/スイッチング電源で確実に起動
- ARMの特徴である高性能・低消費電力(60MHz動作でも55mA)でバッテリ駆動可能
- MINI EZ-USBとJTAG/シリアルの2系統で接続。リセットや起動モードもUSBから制御するためCPUボードはジャンパレス
- MINI EZ-USB経由のUSBバスパワーで動作可能なので、外部電源無しでもUSBケーブル一本で動作
- 基板上にチップLEDを実装できるので、組み立て後すぐに動作確認可能
そして何よりもEZ-ARM7キットは\3980と低価格です。
- フリーのCコンパイラGCCを使用して開発可能
- MINI EZ-USBをJTAGデバッガとして使用可能することで、フラッシュメモリで実行するプログラムのブレークポイントやシングルステップ動作が可能
- GDB/Insightを使用してGUIツールを使用したデバッグが可能
- MINI EZ-USBのJTAG経由で高速にフラッシュ書き込みが可能なため、書き込みからデバッグまでをシームレスに実行可能
- MINI EZ-USBを仮想COMポートとして動作させることで、Philips社が提供する標準のシリアル接続フラッシュ書き込みツールも動作可能
CPUチップは予め基板に実装済みですので確実に製作できます。
LPC2214ブロック図(PHILIPSデータシートから抜粋) | LPC2138ブロック図(PHILIPSデータシートから抜粋) |
LPC2138データーシート(PHILIPS) LPC2138ユーザーズマニュアル(PHILIPS) |
コンセプト
高性能な組み込み用ARM7ボードを開発環境も含めてEZ(お手軽・安価)に提供することを目的に開発しました。
ARMは非常にオープンなCPUであるため、JTAGデバッガを作成するための情報などもARM社のHPから入手することが出来ます。開発環境としてはスタンダードなGCC/GDBをフリーで使用できます。
今回オプティマイズではEZ-USBを使用したARM7用のGDBリモートスタブとJTAG経由のフラッシュ書き込みツールを開発しました。
これにより、従来にないローコストかつJTAGデバッガを使用した使いやすい開発環境を構築することが可能になりました。
スペック
注)いずれの値も誤差を含まず
EZ-ARM7 mini EZ-ARM7 基板寸法 60.96mm x 50.8mm 40.64mm x 43.18mm 高さ 11.5mm 11.5mm 穴寸 3mm 3mm 重量
(mini EZ-USB用ピンヘッダ含む)約13g 約9g
電気的仕様は特に規定していません。(保証はありません)
消費電流ですが、使用機能、動作速度、外部回路などによって変化します。
常温では、LED点滅プログラム実測で下記の値を取りました。
CPUクロック EZ-ARM7 mini EZ-ARM7 58.98MHz 約49mA 約55mA 14.745MHz 約15mA 約23mA
謝辞
EZ-ARM7は下記のHPで提供される情報、あるいは公開されているソフトウエアを使用させて頂いております。
ありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます。